ヒト幹細胞美容液の比較ガイド

ヒト幹細胞美容液の比較ガイド

今注目の幹細胞コスメ、ヒト幹細胞培養液配合の美容液を、価格帯や成分、評判を元に比較していきます。

どれがいい? ヒト幹細胞培美容液の成分や配合割合、評判を比較調査

今注目のヒト幹細胞コスメ。

 

加齢とともに衰えてしまう細胞の活性化を促し、お肌にハリや潤いを与え、透明肌に整えてくれる期待の成分です。

 

特に、「20代の頃のハリや透明感が失われてしまった……」とお悩みの30代、40代以降の美容意識の高い方に強く支持されています。

 

ヒト幹細胞コスメを選ぶ時に注意すべき4つのポイント

一口にヒト幹細胞コスメと言っても、配合されているヒト幹細胞培養液の種類や品質はマチマチです。
当記事では

  • 配合されているヒト幹細胞培養液の種類、品質
  • ヒト幹細胞培養液の配合割合
  • 価格に対する妥当性(コスパ)
  • ブランドの信頼性と使用者の評判

といった観点でヒト幹細胞培美容液を比較していきます。

 

ヒト幹細胞の部位による違い

  • コスメに使用される培養液の多くは「脂肪細胞由来」のもの
  • 「歯髄由来」や「臍帯、臍帯血由来」の方が良質とされる

ヒト幹細胞培養液で培養するヒト幹細胞は、骨髄、臍帯(サイタイ)、臍帯血、歯髄、脂肪由来など様々な種類があります。

 

一般にコスメでは、元の細胞の提供が容易なため流通量が多く安定している「脂肪細胞由来」のものが多く使われています。

 

乳歯などから得られる歯髄も脂肪ほどでは無いですが提供されやすく、溶け出しているサイトカイン(細胞を活性化する物質)やグロースファクター(成長因子、細胞の増殖や分化を促進する物質)も多いとされています。

 

臍帯(サイタイ、ヘソの緒)や骨髄はさらにサイトカインやグロースファクターの量が多いと(脂肪細胞の数百倍とも)されますが、流通量が少なく価格は高くなります。

 

濃度や品質にもよるので一概には言えませんが、基本的には脂肪由来より歯髄や臍帯由来の商品の方がより期待ができるでしょう。

 

ヒト幹細胞培養液の品質

品質の高いヒト幹細胞培養液配合の商品を選ぶには

  • 安すぎないもの
  • 培養液原液が配合されているもの
  • もし選べるなら…
  • 自社で研究施設を持っている大手メーカーのもの
  • 幹細胞の出どころがわかるもの

を意識すると良いでしょう。

 

ロート製薬など自社ラボを所有しているメーカーもごく一部ありますが、大半のメーカーはヒト幹細胞培養液を研究機関などから購入しています。

 

この際、幹細胞を最初に培養した培養液に最も多くサイトカインやグロースファクターが溶け出すのですが、同じ幹細胞を数回培養した培養液を安く入手していることも考えられます。

 

日本製よりも海外から買った培養液の方が安い傾向があるようです。

 

現在国内で流通している「臍帯由来」の幹細胞培養液は日本製が多く、「臍帯血由来」は外国人ドナーのものが多いと言います。

 

こうした情報は明記されないので判別難しいのですが、判断材料としてまず、少ないですが自社ラボを所有しているメーカーの商品は品質が期待できます。

 

そうでないメーカーでも、ある程度信頼できるメーカーの場合価格と品質はそれなりに比例すると考えられます。

 

ですのであまりに安い商品はおすすめできません。

 

2~3,000円の商品が質の高いヒト幹細胞培養液を使用しているとは正直考えにくいですので……。

 

「20代~40代の日本人女性の臍帯細胞由来」など幹細胞の出どころを書いている商品ありますので、1つの判断指針にしてください。

 

もう一つ、幹細胞培養液を原液でそのまま配合している商品と、水やアルコールなどの溶媒で薄めてから抽出している商品があります。

 

薄めている場合、いくら高配合、何%配合と書かれていても、もとが薄められているのであまり参考になりません。

 

できれば培養液原液が配合されている商品を選ぶと良いでしょう。

 

ヒト幹細胞培養液の配合割合

ヒト幹細胞培養液配合と書いていても、中にはほんの少ししか配合されていない商品も存在します。

  • 配合割合が明記されているもの
  • 成分表の中で上位に書かれているもの

を選ぶと良いでしょう。

 

配合割合は1%以下のことも少なくないですので、「原液8%配合」などと書かれている商品はかなり贅沢に配合していることがわかります。
(上記の品質との兼ね合いもありますが。)

 

しかし「高配合」とか「贅沢配合」といった、抽象的な表現をされる方が多いのが実情です。

 

そんな時、配合割合の目安にできるのが「全成分表示」です。

 

化粧品の成分表は薬機法により、1%より多く配合されている成分は配合量の多いものから順番に記載しなければならない、というルールがあります。

 

1%以下のものは順不同でかまわないので、一般に1%以下の成分の中で聞こえのいい美容成分はなるべく上位に記載されます。

 

記載されている成分が1%より多いかそれ以下なのかの判別は難しいのですが、たとえばよく保湿ベース剤として用いられるBGよりも前に記載されている場合は、1%より多く配合している可能性が高いでしょう。

 

一方「全成分表示」の8番目とか、10番目以降に記載されている場合は、配合量が1%以下である可能性がかなり高くなります。

 

ほとんどの商品で1番最初に記載されるのは「水」なので、「全成分表示」の2~4番目くらいまでにヒト幹細胞培養液が記載されていることも、配合割合が高い目安となるでしょう。

 

価格に対する妥当性(コスパ)

ヒト幹細胞培養液は高価な成分で、基本的にはやはり価格の高い商品の方が質や配合量に優れるケースが多いですが、これも一概には言い切れません。

 

必要以上に効果に設定している商品あれば、企業努力によりなるべく質の良いものを価格を抑えてリリースしている商品もあります。

 

このあたりは以下に挙げるメーカーの信頼性や使用者の評判から妥当性を検討していきます。

 

また、何よりもスキンケアは日々継続していくことが大切ですので、いくら質が良くてもあまりに高価すぎると続けるのが難しいこともあるでしょう。

 

他の美容成分とのバランスによって、同じ価格帯でも評判の良い商品もありますので、この記事では価格帯ごとのおすすめも紹介していきます。

 

メーカー、ブランドの信頼性と使用者の口コミ、評判

やはり大手メーカー、ブランドの方が、いい加減な商品を出して受けるダメージが大きいので、一定以上の品質を保っていることが多いです。

 

ただしその信頼性の分、ネームバリュー、ブランド料のような価格も上乗せされていますが。

 

また究極的には、購入して満足できるかどうかが一番大切ですので、(サクラには考慮しつつ)購入者の口コミなども商品価格の妥当性を探る材料になります。